怒りを消す方法~世の怒りは全て自分ルール~

2023/11/09

終活

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今回は怒りについてです。最近だとアニメ「呪術廻戦」第36話で普段クールなナナミンが完全にブチギレていましたね。

そんな怒りですが、私たちの感情の一つであり、生きていく中で避けて通れないものです。

怒り

定義としては、『不満や不快感を感じ、それに対する反応として心身に痛みや興奮をもたらす感情であり、しばしば攻撃的な行動、言葉、または思考と結びつくもの。』といったものです。

この感情がなければもはや人間らしくないとさえ言えますし、つまりある意味健康的で必要なものです。

ですが、この感情をコントロールできないと他人や自分自身に害を及ぼしてしまいます。


怒りの正体は自分ルール

怒りは、自分の「ルール」に違反したと感じたときに生じます。これ意外とあまり知られていないことなので覚えておくと良いと思います◎


例えば、犯罪行為はもちろんですが、信号無視、列への割り込み、人を騙すこと、物を元に戻さない、挨拶をしない、等々、何でもいいのですがこういったことに怒りを感じることがあると思います。

そこで、過去に自分自身が怒りを感じたことを思い返してみてください。

どれも”自分が守っていること”、”自分が絶対にやってはいけないと思っていること”を他人がやった時にこの怒りというものが発生しているはずです。


すなわち、自分ルールです。


この自分ルールに反することを他人がやっている時に怒りがこみあげてくるのです。


怒りを減らすには

逆に、怒りをあまりもたないようにするにはどのようにすれば良いでしょうか。

簡単です。自分ルールを壊してあげればいいのです。自分がなぜそのルールを持っているのか、それ自体を深く考えてみてください。

大切な何かを守るために存在するルールももちろんあります。ですが実際はそうでもなく、ただ誰かに教わったからだとか、みんながそうしてるからだとか、漠然とした理由なものも多いのです。

深く考えれば考えるほど、普段自分が怒っているものも、本当は大して怒るほどのものではなかったのではないかと思うようになってくるはずです。そもそも相手にも何か事情があったのかもしれません。

また、人によって怒りを持つポイントが違うのは、この「ルール」が人によって全く異なるからです。

人が怒っているのを見たら、「ああ、何かあの人の自分ルールに反したことが起きたんだな」と思ってあげてください。それだけで自分の心が少し落ち着いた気持ちになれるかと思います。

自分と他人との違いを理解すれば、怒るポイント(個々のルール)も違うと言うこともわかるので、怒りはどんどん軽減できるものです。


アンガーマネージメント~怒りのコントロール~

怒りを健康的に理解し、コントロールするスキルを向上させるプロセスのことをアンガーマネージメントと言います。怒りを認識し、トリガー(怒りのポイント)を特定し、ストレスを管理する方法を学びます。

また、効果的なコミュニケーションスキルと問題解決スキルを養うことも重要です。

怒りが湧いてきたら、いったん落ち着いて深呼吸することから始めてみましょう。深呼吸はストレスホルモンの放出を抑制し、冷静になるのに役立ちます。また、自分に「なぜ怒っているのか?」と問いかけ、その理由を探ります。自分の感情を客観的に分析することで、冷静になり、適切な行動を選びやすくなります。

コミュニケーションも大切です。怒りっぽくなることを他人に予め伝えておくことも一つの手です。共感を求めることで、理解し合える場面が増えるでしょう。感情を素直に表現することで、怒りは次第に収まります。


おわりに

怒りは人間らしい感情であり、完全に避けることはできません。しかし、怒りをコントロールし、他人や自分に害を及ぼすことなく表現する方法を学ぶことはできます。

自分ルールを見直し、冷静になる方法を知ることで、怒りの影響を軽減し、より充実した生活を送る手助けとなります。私たちが怒りを感じる状況や対象はさまざまですが、この感情が私たちの行動や意思決定に及ぼす影響は重大ですので、どうか素敵な日々をお過ごしください。

怒りは完全に悪いものというわけではありません。この怒りという感情があるからこそ、達成できる目的もあります。大切なのは怒りをコントロールすることです。



おまけ

知識+αです。

生理学の観点

・自律神経の活性化

怒りを感じると、交感神経が活性化され、心拍数が上がり、血圧が上昇します。これは「戦闘または逃走反応」として知られ、身体を脅威から守る進化的な反応です。


・ホルモンの放出

怒りの感情は、アドレナリンなどのストレスホルモンの放出を引き起こします。


・筋肉の緊張

怒りを感じると、筋肉が緊張し、準備状態に入ります。これは攻撃的な行動を支援するために起こります。


心理学の観点

・引き金

怒りの感情は、さまざまな要因によって引き金を引かれます。不正義、侵害、失望、不快感などが怒りの引き金となることがあります。


・表現

怒りは攻撃的な言動、抑圧、叫び声、物を壊す、冷静に話す、などさまざまな形態があります。


・管理

怒りの適切な管理は重要です。怒りを受け入れ、感じ、適切に表現する方法を学ぶことで、関係の悪化や身体への害を防ぐことができます。


怒りがもたらす影響

・怒りの健康への影響

長期間にわたる怒りや慢性的な怒りは、健康への悪影響をもたらす可能性があります。


・身体への影響

慢性的な怒りは、高血圧、心臓病、免疫系の弱体化など、さまざまな身体的健康問題につながることがあります。


・心理的影響

怒りはストレスの原因となり、うつ病や不安症状を悪化させる可能性があります。


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