【遺伝と環境】嫌いな人をなくす方法~悪者は誰の責任か~

2023/11/15

スピリチュアル 終活 推し

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今回は「嫌いな人をなくす方法」についてです。嫌いな人がいない世界ほど素晴らしい世界なんてないですよね。
自分の考え方次第でこの嫌いな人をなくすことができるので、ぜひ参考にして下さい。

みんな誰かの子供

まず一つ目。人はみな誰かの子供ということです。
今後クローン技術によって母体から産まれない人間も出てくるかもしれませんが、今のところ地球上の人間には必ず親がいます。全員が誰かの子供なんです。

あなたには子供がいますでしょうか。いれば想像することは簡単ですが、それだけの愛情を持って育てられた人間でこの街は溢れているんです。
みんな誰かの大切な人なんです。

子供がいないという方も自分の家族だとか恋人だとか何でも構わないのですが、大切な人っていますよね。推しでもいいです。

本来はこんなにも愛でいっぱいなはずなのに、それを知らないと人を傷つけてしまうような言動もとりがちになってしまいます。

見えているのはお互いに一面だけ

そして人は(よほど親しい人は除いて)コミュニケーションを取る際、相手の一面しか見えていません。
その人との関係性、どう見られたいか、何を意図しているか、等々、人と接する時は自分の中の一面で相手と接することになります。つまり見えている状態がその人の本当の姿を表しているわけではないのです。
且つそれはお互いそうであるので、より一層相手の本心なんてなかなかにわかりづらいものです。

大事なのは、相手はなぜそのような言動をとっているかです。そこには必ず理由があります。
理由なんてある?って思う方もいるかもしれませんが、「何も考えていないから」というのさえも理由です。
その場合はなぜこの人は何も考えていないかということを考えることが大事になります。


人へ愛情を持つ1つの条件

人は愛情を持つ時、条件があります。それは、その人のストーリーを知ることです。

自分の子供や家族はもちろんですが、友人でもそう、アイドル/推しでもそう、好きで愛情を注ぐ対象には必ずその人の生きてきたストーリーを知っていることが前提なんです。
(ストーリーの長さはあまり関係ありません。)

友人であれば、出会ってから今までの経緯、そしてその過去のことだって知ることもあるでしょう。
アイドル/推しであればその人が成長してきた過程を知れば知るほどに、まさしく”推す”気持ちは上がっていくものですよね。

スポーツニュースを見ていても、無意識に自分の知っている選手を応援してしまっているなんてこと、とてもよくあると思います。

人は相手をどれだけ知っているか、つまりその人のストーリーをどれだけ知っているかで愛情が増すものなのです。

あなたの嫌いな人。あなたはその人のことをどれだけ知っているでしょうか。
もしかしたらあなたが嫌っているのは何百面もある内の、たまたま嫌な一面なのかもしれません。

遺伝子と環境~悪人がいるのは自分の責任でもある~

また全く違う観点から述べるのですが、科学的な見地ですと、人間の人格というのはそれぞれ50%ずつ「遺伝子」と「環境」で決まると言われています。
遺伝子というのは生まれ持った性質で、環境というのは親(家族)などの家庭環境であったり、生きている中でどんな人と出会うかということを指します。
どんな素質をもっていたとしても、人格の半分はどんな人と出逢いどんなものを見てきたかで決まってくるのです。

つまりどういうことかと言いますと、自分の嫌いなあの人も、そういう人になりたくてなったわけではなく、生まれ持った遺伝子と、その後の環境でそうなってしまっただけということです。その人だけの責任ではないのです。
※社会の未成年による犯罪への罰則が緩いのはこれも大きな要因の一つです。悪い子なんて本来いません。だいたいは環境がそうさせているだけなのです。
それでも善悪を判断して行動しないといけないのが大人です。これが「責任」というもので、大人と子供の違いとは”責任を持てているか”ということですね。


少し説明が難しいのですが、「双子のA君とB君がいる」とし、いくつか例えを書きます。
  1. 二人がじゃんけんをすると結構な確率でA君が勝つ場合、A君は自分は運が良いと思いながら成長し、逆にB君は自分は運が悪いと思いながら成長します。たったこれだけでも人生における選択が変わってきます。運が良いと思っていればどんどん前向きで楽観的な性格になってくることが多いでしょう。運が悪いと思っていればネガティブであったり、非挑戦的であったり、また、良く言うと堅実な性格になるなんてこともあるかもしれません。
  2. 親がA君を褒めて伸ばし、B君を叱って育てていった場合これも想像は容易く、二人は全く違う性格になることでしょう。
  3. 二人とも幼い頃は性格もそんなに大差なかったとしても、A君は進学校、B君は不良の多い学校に通ったとすると、それぞれ出逢う人間はあまりにも違ってきます。すると、そこでできた交友関係によって人格も形成されていくわけですので、二人の性格も全く違うものになるでしょう。

性格の良し悪しなんてその人だけの問題じゃないということは以上の通りです。

嫌われ者もある種の被害者なんです。

一人の人間が成長していく過程で、環境はとても大切であり、その環境を作り上げているのはまわりの人間です。つまり、まわりの人間の視点において、自分自身もその環境には含まれているのです。自分の言動によってまわりは多少なりとも影響を受け、それを基にして成長していきます。

いわゆる「良い人」「悪い人」というのはみななるべくしてなったということです。
と言っても大人はそれを人のせいにせず、自身を見つめて尽力せねばなりません。自責の念はとても大切です。

このようなことを理解すると、嫌いな人への気持ちも少しは安らぐのではないでしょうか。

おわりに

「毒親」「親ガチャ」という言葉がありますが、そういった親に育てられる子供についても考えてみましょう。ご自身の親がそうだという方も多いかと思います。

悪いのは親だと思われることが多いですが、実際は少し違います。
上述してきた通り、人間は遺伝子と環境により人格が形成されます。つまり、親にだってそれが当てはまります。親もその親に酷い育て方をされたり、周りの人間に恵まれなかった、ただそれだけなのです。

そう考えると、親が悪いと言うよりはそういう人間にしてしまった環境、すなわち社会全体に責任があるということがわかってきます。
大人には責任が付きまといます。悪い循環を少しでも減らし、愛に溢れる環境をつくっていきたいものですね。


おまけ 

類友なんて言葉もありますけど、これはほんとにそうです。友達でもなんでも、自分と近しい人間が集まってくるものですよね。生きてきた中で体感的にもわかると思います。
つまり、いわゆる性格が悪い人間というのがまわりに多い場合、それは自分がそのレベルの言動をとってしまっているからということでもあります。逆に素敵な人はまわりにも素敵な人が多いですよね。

そこで、自分がどんな人間かを簡単に診断する方法があります。それは、自分の最も近しい人間5人を思い浮かべるというものです。
この平均値がだいたいの自分の人間性です。

これは自分自身を知ることにも役立ちますが、他人に使うことも可能です。
例えば好きな人ができたとして、その好きな人のまわりにいる人たちがあまりよろしくない人であれば、その人も間違いなくよろしくない側の人間です。

この診断はいろんな場面で使えるので覚えておくことをオススメします◎

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