すぐ人のせいにする人っていますよね。そういう人は成長がめちゃくちゃ遅いです。年下の子たちにどんどん追い抜かれていきます。スキルの面でも、人間的な面でも、です。
逆に言えばどんどん成長していく人と言うのはあれこれ試行錯誤し、失敗からより多くの事を学ぼうとします。今回はそんな自責の念のお話しです。
「この世の不利益はすべて当人の能力不足」(東京喰種トーキョーグールより引用)
自責の念とは
自責の念とは、自分の行動や結果について責任を感じ、それを受け入れる心の姿勢のことです。逆に、”人のせい/責任転嫁すること”は、成長や学びの機会を逃し、自己成長を妨げる要因となります。
自責の念を持つことで世界がガラリと変わります。成長や成功への道を切り拓くことにも繋がるので、今回はそんなことを記していきます。
自責の念の重要性
自責の念は、人生において非常に重要な心の姿勢です。自責の念を持つことで様々なメリットが得られます。
成長と学びの機会
自責の念を持つことで、自分の選択や行動について客観的に見つめ直し、自身の弱点や改善すべき点を認識することができます。そのため、過ちや失敗を反省し、次回に同じような過ちを繰り返さないようにするための学びが得られます。成長するためには、自分自身を見つめ直し、改善の余地があるところは改善することが不可欠です。
自信と自己成長
自責の念を持つことで、自信を高めることができます。自分の行動や結果に責任を持ち、それを改善しようとする姿勢は、自己肯定感や自己信頼を高める一助となります。
人のせいにすることのデメリット
成長の停滞
自らの行動や選択について考えることを避けることで、自己成長や学びの機会を逃し、同じ過ちを繰り返す可能性が高まります。自己の改善点を発見するチャンスを、人のせいにする度に失っているのです。積み重なればその分だけ自分の成長を妨げます。
負の感情の増加
他者に責任を被せることで怒りなどの負の感情が増加してしまいます。人は自分がコントロールできないことに対してストレスや不満を引き起こすので、それらが心の健康に悪影響を与える恐れだってあるのです。
対人関係への影響
人のせいにすればするほど、その人への不満と不信感が募ります。つまり、信頼関係が損なわれて対人関係がどんどん悪化してしまいます。そんな職場も学校も嫌ですよね。さらに言うと人は、「孤独」というものがあればあるほど幸福度が下がっていくものなのです。これは最も大きなデメリットと言えるでしょう。
自責の念を持つための方法
自責の念を持つためには、まず自分自身を客観的に見つめ直すことが必要です。過去の行動や選択、結果を冷静に分析し、自身の弱点や改善すべき点を認識します。自己診断を行うことで、自分自身の責任を正確に把握し、改善の方向性を見出すことができます。
ポジティブな自己評価
自責の念を持つためには、ポジティブな自己評価を行うことも重要です。過ちや失敗を認めつつも、自分自身を責めすぎないように注意しましょう。自分の良い点や成果をしっかりと認識しましょう。ちょっとしたことでも一つの成功体験として記憶しておくのもオススメです。
目標設定と振り返り
自身の目標や価値観を明確にし、その達成度合いを定期的に振り返ることも効果的です。目標設定を通じて自分自身に責任を持ち、その達成度合いを客観的に評価することで、自責の念をより強固に持つことができます。
人生を変える自責の念の実践
ポジティブなマインドセット
自分自身を責めつつも、ポジティブなマインドセットを保つことも重要です。過去の過ちや失敗に囚われるのではなく、それを成長や学びの機会と捉え、前向きな姿勢で未来に向かって進んでいきましょう。ポジティブなマインドセットは、自責の念を持つ上での心の支えとなります。
行動の変容と継続
自責の念を持つことは、行動の変容と継続にもつながります。過去の失敗や過ちから学び、それを改善するための行動を起こすことで、自己成長や成功に近づくことができます。自責の念を持ちながらも、行動を変え、継続することが重要です。
人のせいにする癖を克服する方法
自己観察とマインドフルネス
まずは自分自身の言動を客観的に観察しましょう。自分が他者や外部の要因を責任にする癖があるかどうかを認識することが重要です。マインドフルネス瞑想などの方法を取り入れて、自分の考えや感情に意識的に気づくことで、癖を克服するための第一歩を踏み出すことができます。瞑想に関してはまた後日別に記事を書く予定です。
原因を追究する
他者や外部の要因を責任にする癖がどのような状況や感情から生まれるのかを理解しましょう。過去の経験や心理的な要因が影響している可能性もあります。そのため、その癖の原因を追究し、根本的な解決策を見つけることが重要です。人は誰しも”思考の癖”というものがありますからね。
ポジティブな自己強化
癖を克服するためには、ポジティブな自己強化が必要です。自分の良いところや達成したことを認識し、自己価値を高めることが重要です。癖を克服するための努力や成功を称賛し、自己肯定感を高めることも効果的です。これもまた成功体験です。
他者の不利益は自分のせい
上述した通り、責任を他者に持たせず、自分自身に向けることは成長においてとても大切です。最重要と言っても過言ではありません。
そして、ここからは上級者向きのお話しです。
今まで書いてきました自責の念ですが、そこから更にレベルを上げると人間は一体どうなるでしょうか。
自分の不利益は自分のせい、これが自責の念ですね。それだけじゃなく、周りの人間の不利益も自分のせいだと認識してしまいましょうというお話しです。
わかりやすい例は、親が自分の子供に対する責任でしょうか。子供が何かよくないことをしてしまった場合、その責任は親にありますよね。他の子供を叩いてしまった等々。更に言うと、子供が部屋で包丁を見つけて怪我をしてしまった場合、それをちゃんと見ていてあげなかった親の責任であり、そもそもそうならないようにしてあげますよね。
これを周りの人間にもしてあげられたら、それはなんと素敵なことでしょうか。みんながみんなこうなったら世界はどんなに幸せでしょう。
自責の念が当たり前になっているような人間にとっては、周りの人間の幸福は自分も嬉しいものです。周りの人間の幸・不幸に寄り添ってあげられる人は素敵ですよね。
「この世の不利益はすべて当人の能力不足」
さらにさらに突き進んでみましょう。それが冒頭の文章に書いたものなのですが、東京喰種のセリフであるのですが、「この世の不利益はすべて当人の能力不足」という考え方です。
スポーツで負けた、これは自分の実力が足りなかったという最もわかりやすい例えでしょう。仕事もそう、恋愛もそう、なんであっても上手くいかないことというのは、それを達成するための能力が何かしら不足していたがためです。
そしてこれも自分だけじゃなく周りの人間に対してもそうです。
先ほど書いた”子供が怪我をする”のもそうです。親が徹底した注意を行えていればそんなことは起きないわけです。「でも○○だったからー」なんて言い訳は必要ありません。その○○を打破できる能力がなかっただけです。
極論、この場合は分身の術が使えていれば良かったわけです。その能力がなかっただけのことです。この世の不利益はすべて当人の能力不足です。
例えが極端ですが実際この世なんてそんなものです。。。
嫌なことは本当のやりたいことに気づかせてくれる
最後に、少し遠い話ではあるのですがおまけ程度に一つ。
責任云々の話でもそうですし、生きていれば嫌なものというものはたくさん現れてきますよね。ですがその嫌なもの、考え方一つでより豊かに生きるヒントに使えるんです。
それは「嫌なことは本当のやりたいことに気づかせてくれる」というものです。嫌なことが起きたら、それを肯定文に変換してみて下さい。
・仕事で人付き合いをしたくない⇒一人で働きたい
・嫌われたくない⇒自分の存在価値を少しでも保持したい
・赤信号に出くわしたくない⇒早く進みたい
・別れたくない⇒この人と一緒にいたい
どんなものでも良いのですが、こんな感じに自分の嫌なことを変換してください。上手く変換できると、思っている以上に自分を更に深く知ることができます。特に人とのコミュニケーションや仕事との向き合い方等で効果大だと思います。
おわりに
以上です。
人のせいにしてばかりいては成長はできません。自分の実力ではなく、何でも人任せ、運任せ、な人生になってしまうということですからね。つまり自分の幸福度を高めることもなかなかできません。
どうぞ、自分を幸せにしてあげてください。そして周りの人も幸せにしてしまってください。
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